REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA
2018.03 / Delivered
ACRO inc./WELCOME Co., Ltd. / Client
TOKYO MIDTOWN HIBIYA,Tokyo ,Japan / Location
NEW LIGHT POTTERY / Original pendant light
305.29sqm
Hideki Makiguchi / Photographer
THREEが東京ミッドタウン日比谷にオープンした、従来のコスメショップに加え初のレストラン、さらにデリカテッセンを併設した意欲的な店舗のインテリア設計です。
すなわち3つの機能を決められた区画にゾーニングするにあたり、まず発想したのは、全体空間の象徴的な存在として、レストランからデリカテッセンにかけて継ぎ目のない大きな天板のカウンターを設けることでした。ただし、よりカジュアルに、かつモダンに仕上げるためには大理石のようなソリッドな素材はブランドのイメージに対し重厚すぎます。そこでTHREEのテーマカラーでもあるグレーを象徴するコンクリートに、一手間として、女性だけでなく男性向けのコスメも扱うTHREEに通じるような、凛とした素材としての石を盛り込もうと決めました。国産の石に関しては長くリサーチを続けていて、そのなかでも川石は種類があり、研ぎ出すとエレガントな表情が出るように感じていたので、THREEでは特に色が豊富な大磯石を採用。緑、ピンク、白といったカラフルな石を混ぜて固めたボリュームのある無機質な天板を、繰り返し研ぎ出したことで、大理石に劣らない艶やかなカウンターが生まれました。
素材に関してはほかに、モードなメイク以外にナチュラルなスキンケアも掲げるTHREEの精神性に倣って、その成長の早さからサステイナブルな素材として考えられている竹の集成材を、ショップ部分の什器に用いました。ただ、竹の節は見せないようにし、無機質感を出すことで、現代的な見え方を提案しています。またファサードには細かなステンレスメッシュを挟み込んだガラスを採用し、照明でキラッと光るような艶やかな間仕切りとしています。
インテリア設備には、外光の入るレストラン部分に、筒状のシェードを手吹きガラスで仕上げた照明を採用しました。奈良の照明ブランドNEW LIGHT POTTERYと協業し出来上がったのは、昼は日差しを受けてガラスが光り、夜はガラスから発光するという演出的要素が強い照明。型に入れないことで無垢のガラスのとろっとした素材そのものの印象を残し、筒の底をぽってりと厚くすることで、グラデーションになって落ちた光が下に溜まります。THREEの商品のボトルがネイルポリッシュの小瓶までガラスでできていることもヒントになりました。
すなわち3つの機能を決められた区画にゾーニングするにあたり、まず発想したのは、全体空間の象徴的な存在として、レストランからデリカテッセンにかけて継ぎ目のない大きな天板のカウンターを設けることでした。ただし、よりカジュアルに、かつモダンに仕上げるためには大理石のようなソリッドな素材はブランドのイメージに対し重厚すぎます。そこでTHREEのテーマカラーでもあるグレーを象徴するコンクリートに、一手間として、女性だけでなく男性向けのコスメも扱うTHREEに通じるような、凛とした素材としての石を盛り込もうと決めました。国産の石に関しては長くリサーチを続けていて、そのなかでも川石は種類があり、研ぎ出すとエレガントな表情が出るように感じていたので、THREEでは特に色が豊富な大磯石を採用。緑、ピンク、白といったカラフルな石を混ぜて固めたボリュームのある無機質な天板を、繰り返し研ぎ出したことで、大理石に劣らない艶やかなカウンターが生まれました。
素材に関してはほかに、モードなメイク以外にナチュラルなスキンケアも掲げるTHREEの精神性に倣って、その成長の早さからサステイナブルな素材として考えられている竹の集成材を、ショップ部分の什器に用いました。ただ、竹の節は見せないようにし、無機質感を出すことで、現代的な見え方を提案しています。またファサードには細かなステンレスメッシュを挟み込んだガラスを採用し、照明でキラッと光るような艶やかな間仕切りとしています。
インテリア設備には、外光の入るレストラン部分に、筒状のシェードを手吹きガラスで仕上げた照明を採用しました。奈良の照明ブランドNEW LIGHT POTTERYと協業し出来上がったのは、昼は日差しを受けてガラスが光り、夜はガラスから発光するという演出的要素が強い照明。型に入れないことで無垢のガラスのとろっとした素材そのものの印象を残し、筒の底をぽってりと厚くすることで、グラデーションになって落ちた光が下に溜まります。THREEの商品のボトルがネイルポリッシュの小瓶までガラスでできていることもヒントになりました。